タイ王国軍vsカンボジア軍、事態を悪化させてるのは誰?
- 2025.06.09
- その他(雑記)

部外者が口を挟む事では無いと解っていても…。
自身を告発した内部文書を巡り第三者による調査結果を待たずに「誹謗中傷、捏造だ」と決めつけた知事。
自身の側近による私的情報漏洩を問われ「本人は違うと言っている、それを信じる」と言っていた知事。
公益通報保護法「3号通報」を巡り国と解釈が異なっている事を問われ「消費者庁は法解釈の一般論」「様々な考え方や意見がある」と法解釈をネジ曲げていた知事。
もはや自分は県民から信任を得ていて実権を掌握し憲法すら捻じ曲げて解釈できる”雲の上の人だ”と言わんばかりの知事。
本当に記者会見等でのこの知事の立ち振る舞いを見ているのが非常に楽しいw
”反省してます”と装ったすまし顔、でも絶対辞任はしないと言う頑な姿勢と答弁、本当に見ていて飽きないね~w
”私は何も悪く無い”とでも言いたげな顔つき、子憎たらしいね~w
折角学歴社会を勝ち抜きエリート街道を歩み知事にまで上り詰めたのにメディアに大勢の前で叩かれる姿、実にいたたまれないね~w
まだまだ話題提供をして欲しいと願っています、絶対辞任などしないで任期満了までお願いしますw
先月28日にタイとカンボジアとの間で発生した武力衝突、約2週間が経過した。
在タイ日本大使館からは紛争地域、バンコクに於けるデモに近付かない様注意喚起の連絡が来ている。
紛争の要因は国境付近での領土を巡る争いだ。
双方が領有権を主張する地域での争い、カンボジア軍兵士が無断で侵入してい為タイ側の国境警備隊員が交渉の為近付こうとした所で銃撃戦が始まりカンボジア兵1人が死亡したとの事だ。
これはあくまでもタイ政府側の発表による内容。
武力衝突が有った場合、必ず「自分達が先に攻撃を受けた」と主張し正当化しようとするのはどの国も同じだ。
話半分で聞いておく程度に留めて於こう。
ただ、カンボジア軍が国境付近(領土未確定地域)に塹壕を掘り交戦に備えていたと言うのは事実の様だ。
つい最近では未確認飛行物体が領空侵犯をしたとしてタイ空軍がスクランブル発進し対処していたな。
場所はカンチャナブリー県(タイ北部)、ミャンマーとの国境沿いだ。
結果はただのドローンだったとの報道だが真意の程は不明…。
親C国家に挟まれているタイ、何か雲行きが怪しいね…。
鎮静化?泥沼化?更に悪化してるのでは?
今回の事件発生を受けカンボジア側は国境付近へ兵力12,000人増強と国境封鎖を早々に行った。
これに反発したタイ王国軍はタイ政府に対して国境閉鎖を進言した、しかし政府側がこれを受け入れなかった。
人的交流と貿易面で懸念があるとした為だ。
これに怒ったのが親軍政派では無く一般国民(反タクシン派)だった、「弱腰政府!」と声を上げバンコクでデモが起こった。
それに慌てたタイ政府が国境封鎖を決めた。
更にP首相が声明を出した「平和を愛するが戦いも臆さない」と、これはタイ国歌の一節との事だ。
カンボジア・F首相は「国境を封鎖して困るのはタイ側の方だ」と言った声明を出している。
双方共国民向けに力強い声明を出したな…、火に油を注いでいる様な物とも言うがw
因みにタイ側での国境封鎖は7日の一時的な対応で終わっている。
昨日8日(日)になり国境での措置状況の声明を出している。
一方、両国での話し合いで事態の悪化を防ぐ為「カンボジア軍部隊を国境から後退させる」との事で合意したとの情報だ。
これはタイ側メディアによる報道、カンボジア側の報道は?
ここまでが今朝までの流れとなっている。
カンボジアとの国境規制内容(タイ側公式)
タイ政府が国境封鎖について公式に声明を出している。
・国境全てを封鎖したというのはデマであり、今現在は新たな通行制限を設け限定的な往来を可能としている。
・カンボジアとの国境4ヶ所で規制中、検問所により措置内容が異なる。
・人道支援/学業/医療に携わる者(ビザ有無)の往来は可能、観光は不可。
これらの公式発表受け「国際運行バス」を走らせているボーコーソー社が9日からの一時運休を決めている。
・バンコク(9:00発)~シェリムアップ(カンボジア)往復、1便/日。
・バンコク(8:00発)~プノンペン(カンボジア)往復、1便/日。
へ~、そんなバス運行してたんだ…。
タイvsカンボジア、軍事力比較
”世界軍事力ランキング2024”では第25位となったタイ、一方のカンボジアは95位だ。
比べるまでも無い軍事力の差だが”GlobalFirePower”と言うサイトが2025年1月のデータを元に両国軍の比較をしていた。
ここではザックリ陸軍と空軍の主戦闘力を記述しておく、左側がタイ王国軍、右側がカンボジア軍となっている。
①国防予算:約58.6憶ドルvs約8.6憶ドル(米ドル表記)
②全兵士数:約60万人vs約23万人(予備役兵含む)
③装甲戦闘車両:約17,000台vs約3,600台
④ロケット砲投射機:26台vs463台
⑤空軍戦闘機:約80機vs0機
⑥攻撃用ヘリ:7機vs0機
他にも大砲・重装備品等もあり一概には言えないと思うがザックリとこんなところだ。
カンボジアは海に面している国土が少ないので海軍にはそれほど力(兵力・装備)を入れていない。
後は”質より量”となるのか”数より質”となるのかは数字では計られない、兵士の士気次第(愛国精神・)と言ったところだろう。
それと…、近隣諸国及び米Cがどちらの国に付くかだなw
”安米経中”のタイ?
”経C”なのは明白なタイ、だが”安米”は本当なのだろうか?
タイは米国(多国間・日C国も参加)との共同軍事演習「コブラゴールド」を毎年実施ている、しかし一方でタイ海軍はC国海軍と合同軍事演習「ブルー・ストライク」も実施している。
陸・海でそれぞれ向いている方向性が違う、極二面外交安保姿勢だ。
タイ空軍はF-16戦闘機の退役に伴い後継機として選んだのはF-35A、しかしこちらは断念している。
噂では購入を巡り米国側から拒否されたとの情報だ、運用レベルが乏しいとの裏事情の様だが軍事機密への懸念も勿論あるだろう。
そしてつい最近になってようやく次期主力後継機が決定した、「グリペンE/F(スウェーデン・サーブ社)」との報道だ。
元々サーブ社製(SAAB39)を導入し多様しているタイ空軍と言う事で同社製に落ち着いたようだ。
一方のタイ海軍、潜水艦購入を巡ってはC国製を選んでいる。
既に船体の50%が建造済なのだがこれが頓挫している。
理由はC国製潜水艦に搭載するエンジンがドイツ製だったのだがそのドイツが「C国への輸出を拒否」した事で暗礁に乗り上げた、正にハリボテの潜水艦状態だw
C国はタイと交渉しながらドイツに事前に了承を得ていなかった様だ。
C国側はエンジンをC国製に切り替える事でタイ側に妥結案を示したが「性能が劣る」との理由で蹴られているw
そしてつい最近になってC国側が示した妥結案が「哨戒艇2隻、もしくはフリーゲート艦1隻の代替え」だ。
今現在タイ側が精査中となっている。
安全保障だけ見ても両天秤に掛けているタイ王国軍、ちょっとC国側に傾きつつある!?
”親C国”のカンボジア
タイと異なり国を上げて完全に親C国派路線なのがカンボジアだ。
軍事面でも経済面でも完全にC国頼り、国境が接していないので領土・領海問題も両国間では存在していない非常に良い関係だ。
今年4月にはC国がカンボジア・リアム港に両国軍の共同訓練センターを設立したと発表があった。
もちろんこれに西側は猛反発だ、東南アジアにC国海軍基地を設立する前提だと。
相互関税を発動した米国、それに即座に対応したC国・S主席が最初に訪れた外国がベトナム・マレーシア・カンボジアだった。
いずれも「覇権主義、強権政治に反対し国際社会と環境を守る」と宣言、もちろん遠回しに米国を非難しているのは明白。
経済面では輸出先第1位が米国だ、しかしご存じの様にC国から資材を調達し国内で加工し米国へ輸出と言うのが主な要因、もちろん輸入先1位はC国。
俗に言う「産地偽装(ロンダリング)」と言われている手法を活用し関税逃れをしている。
そもそも両国は友好的なのか?
タイとカンボジアはお隣同士で本当に友好的なのか?
両国が加盟している”ASEAN”の理念を見れば明白だ、「比対立と協力」が理念とされている。
カンボジア側はタイからの観光客誘致に力を入れ経済発展に繋げたい。
一方タイはカンボジア人労働者を受け入れ労働力不足を補いたい、双方の思惑は合致している。
かと言って双方がうまくいっている訳では無い、全然来ないタイ人観光客に悩むカンボジア、来るのはC国からの旅行者とC国人特殊詐欺グループが大半w
タイ側はカンボジアからの不法労働が蔓延り蔓延している、双方がそれぞれ課題を抱え込んでいる。
世界を見渡せばR国vsウクライナ、インドvsC国、イスラエルvsパレスチナ、そして日本vsK国wと直近だけでもこれだけ隣国同士の対立が有る。
他にもアフリカ大陸での紛争や中東での紛争と沢山ある隣国問題、米国に至ってはカナダを51番目の州にとまで言い出し対立する始末だ。
「隣国との価値観の共有」などと綺麗毎を言っている政府が何処かにいたな、現実を直視すべきだろうな。
まとめ
さて、今回の衝突は本当に二国間だけの話(問題)なのだろうか?
もはや米国vsC国の代理戦争と言った感が全面に押し出されているとしか思えないんだよな。
まぁ~タイが本当に親米派かと問われると甚だ疑問だが…。
対米国単独で見ればT大統領が東南アジア各国に高関税を課したのを考えれば反米姿勢に出る国が出て来る事も十分考えられる。
そして東南アジア全域がC国に実権を掌握されると言う流れに…。
タイ軍部がクーデターを起こしスワンナプーム空港を閉鎖し政権を崩壊させてから10年が経過している。
そろそろまた大きなトラブルが起きそうな気がしてきたなタイは…。
本日もご愛読頂きありがとうございました。
-
前の記事
タイ観光省「GW期間含めた5月訪タイ旅行者数」を発表 2025.06.08
-
次の記事
衰退国の”日本”と新興国の”タイ”、結局どっちが住みやすいのか? 2025.06.10

コメントを書く