LCCユーザー必見!航空機遅延・欠航保障を統一【タイ:CAAT】
- 2025.05.14
- フライト・空港情報

微々たる物だがようやく全国平均のお米販売価格が下がった、前週比▲¥4/kg。
『ご飯1杯の価格はコンビニサンドウィッチより安い』『今のお米価格は決して高くはない』
JA松本組合長と全農(JA)会長による発言だ。
確かに以前までのお米販売価格が安すぎて米農家が潤わないのは大きな構造的問題だと思う。
しかし今では以前の2倍超の価格まで値上がりしている状態、にも拘らず米農家は僅かな”追加払い”しか受け取れず全然潤っていない。
これって今世間で必ず批判の的となっている”中間業者による中抜き”による下請け叩きと一緒って事でしょ?
全農利益確保⇒集荷業者利益確保⇒精米所利益確保⇒仲卸業者利益確保⇒小売店利益確保⇒米農家への概算金(仮渡金)決定。
同じ事が”追加払い費”の決定でも起きてるんでしょ。
利益自体が微々たる物なのか、それとも私腹を肥やす程莫大な金額となっているのかは明白だ。
上流・上座・上層に行けば行く程潤うのが経済流通、そこを1社で独占している構図がそもそもの間違いだろう。
備蓄米の95%を落札した全農、落札価格なんて全農が一方的に決めたも同然だろう。
現在の米不足を受け米農家さんは今年から食料米の作付け面積を増やすとの事だ。
作付け面積の大小に限らず、本当に米農家さんには頭が下がる思いとはこう言う事だ。
全農と結託し米価格調整と利権・特権を維持したがる政府・自民党・農水省とは偉い違いだ、少しは米農家さんを見習って爪の垢でも煎じて飲め!
今回はタイ・リピーター界隈の人達を賑わせている話題だ。
リピーター諸氏が気になるのは”宿泊施設/場所・両替レート・フライトチケット価格・物価(諸々のw)”と言った所だろう。
今回はフライト遅延・欠航に関する話題だ。
フライト遅延・欠航保障概要
タイ民間航空委員会(CAB)と民間航空局(CAAT)が「タイの空港を利用する航空会社に於いて、遅延・欠航が発生した際は航空会社が負うべき利用者への補償を統一させる」と声明を出した。
まぁ~主也に推測すると、AirJapan(スワンナプーム空港⇒成田空港)が就航当初に大幅遅延が発生したにも関わらず何の保証も無く搭乗予定だった乗客達が怒って騒ぎを起こしたのが発端となったと見ている。
たしか当時のタイ運輸大臣もこの件に触れ「航空会社は何かしらの保証をすべきだ」と苦言を述べていた筈だ。
適用開始時期:2025年5月20日(火)~
国際線:補償内容
①2時間以上の遅延
・無料の飲食物もしくは食事クーポンの提供。
・電話やメールなどの無料通信手段の提供。
②5時間以上の遅延(2時間以上の遅延以外に)
・発生日から14日以内に現金1,500THBもしくは同等額のバウチャー、マイレージ、類似サービスでの補償。
・宿泊が必要な場合の宿泊施設と送迎の提供。
・全額払い戻しもしくは運賃に相当するバウチャーや類似サービスの受け取りを前提とした、乗客によるキャンセルの選択肢の提供。
③10時間以上の遅延:(2時間・5時間以上遅延以外に)
・発生日から14日以内に現金もしくは同等額を航行距離に応じバウチャー、マイレージ、類似サービスでの補償。
⇒航行距離1,500km未満:2,000THB。
⇒航行距離~3,500km:3,500THB。(日本:沖縄便適用)
⇒航行距離3,501km~:4,500THB。(日本:沖縄便を除く日本各空港が適用)
・乗客の希望に応じた予定の目的地もしくは近隣都市への代替便の提供。
・乗客が搭乗を断念した場合、航空運賃の全額払い戻しおよび上記の追加料金の現金もしくは同等額のバウチャー、マイレージ、類似サービスでの補償。
④欠航もしくは搭乗拒否の場合(10時間を超える遅延と同等の補償)
国内線:補償内容
①2時間以上の遅延
・無料の飲食物もしくは食事クーポンの提供。
・電話やメールなどの無料通信手段の提供。
・全額払い戻しもしくは運賃に相当するバウチャーや類似サービスの受け取りを前提とした、乗客によるキャンセルの選択肢の提供。
②3時間以上の遅延(2時間以上の遅延以外に)
・乗客の希望に応じた予定の目的地もしくは近隣都市への代替便の提供。
②5時間以上の遅延(2時間・3時間以上の遅延以外に)
・現金1,200THBもしくは同等額のバウチャー、マイレージ、類似サービスでの補償。
※従来は600THBの補償。
③欠航の場合
・現金1,500THBの補償もしくは同等額のバウチャー、マイレージ、類似サービスでの補償。
従来は1,200THBの補償。
遅延・欠航補償適用外
以下の場合は全て除外対象となる。
・出発7日前までに通知した場合。
・出発7日以内の通知でも当初の出発時刻から3時間以内に代替便が設定された場合。
・航空会社が適切な措置を講じたにもかかわらず、予見不可能かつ不可抗力の事態により欠航となった場合。
まとめ
まぁ~ハッキリ言ってしまえば日系LCC(もちろん他国も含めてだが)に対しての規制強化と言って良い今回の措置だ。
東南アジア及びタイ系のLCCで有れば機材に大きな不具合が有ったとしても代替え機や部品の手配は容易だ。
ドンムアンやチェンマイから別機材を手配する事も可能だ、場合によっては近隣諸国から呼び戻す事も出来る。
しかし日系LCCでは現地に代替え機材すら準備していない、そうした事で安く運賃を抑えているのがLCCだ。
更に欠航・遅延保障をしない事で運賃を抑えているLCC、それを全く反故にした今回のCAATの発表内容と言う事だ。
ん?今LCC各社で遅延・欠航?顧客理由によるキャンセル?に関する補償をオプションで追加する事が出来る航空会社が増えていた様な気がするが?
って事は、タイに限って言えば同オプションは不要って事か!?
まぁ~ユーザーにとっては良い事だが、これが後々運賃に反映されない事を祈るばかりだ。
本日もご愛読頂きありがとうございました。
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